家業を継ぐことで新しい一歩を

戸髙 秀世 さん

前住地
広島県広島市
移住後の仕事
亀八寿司 代表取締役 女将
U・Iターン別
Uターン
移住した年
2016年

移住のきっかけは?

20年の広島での生活

私は生まれも育ちも佐伯なのですが、ご縁があって広島に嫁ぎ、20年程広島で暮らしていました。

16年、専業主婦をしてきましたが、Uターンするまでの4年間は、金融機関で1年間とコールセンターで2年間働き、その後は職業訓練校に通いました。久しぶりの社会復帰でしたが、仕事ってこんなにも楽しいものかということに気づき、ずっとコールセンターの仕事をしていくんだろうなと思っていました。

家業を継ぐことで新しい一歩を

2年前に実家の父から、家業の寿司屋を継いでほしいと相談されました。

私は広島で暮らしていた頃から、SNSを利用して実家の店の情報発信に力を入れていたのですが、今後はお店にも変革が必要だなと感じていました。

また、自分の将来を考えた時に、「このまま年を取って終わるより、何か一つ、新しいことを始めたい」と思うようにもなりました。

父からの強い希望と、自分の思いが合致して、お店を継ぐことを決意し、佐伯に帰ってきました。

移住の決め手は何でしたか?

郷土愛

「佐伯の人は、郷土愛が強い」とよく言われますが、私もその一人です。

私の場合は特に、一度佐伯から出て、外から佐伯を見たことで、そのすばらしさを再確認することができたと思います。

家業を継いでほしいと父から相談されたことで、愛する地元、佐伯で働きたい、佐伯をもっと元気にしていきたいという気持ちが強くなりました。

家業を通じて、佐伯の観光をより活気のあるものに

父の観光協会での尽力や、市が佐伯寿司を押してくださっていることもあり、お店にも観光のお客様がたくさんいらっしゃいます。お客様にうちのサービスをほめていただいた時は、とてもありがたい気持ちになりました。もっと割引やメニューの工夫など、お客様に喜んでいただけるサービスを提供できるようにしていきたいです。

またお店の経営と並行して、佐伯の豊富な海の幸・山の幸をPRしたり、市の観光に特化した街づくり計画などにも、意欲的に携わっていければと考えています。

役員で弟の優介さん

移住に向けた準備はどのようにしましたか?

店を継ぐための準備

私の場合は家業を継ぐためのUターンだったので、経営に関する準備が必要でした。

コールセンターで働くまではずっと専業主婦だったので、接客や営業経験も少なかったですし、パソコンも少し使える程度でした。

少しでもスキルアップしておきたいという思いから、職業訓練校に通い、パソコンとコミュニケーションの勉強をしました。

これからが勉強です

経営に関しては、知識だけではなく経験も必要です。ですので、これからが本当の勉強だと思っています。

特に「おもてなし」ついては、いろいろと勉強や工夫が必要だと感じています。

最近では佐伯にも、観光バスや個人旅行で海外からのお客様が多くいらっしゃるようになりました。飲食店向けのインバウンド講座への参加や、英会話など、日本語が通じないお客様にも満足していただけたらうれしいです。

 

仕事や住居はどのようにして見つましたか?

実家が店舗兼住宅で、部屋数も多いので、家族と住むことに決めました。

移住前と移住後での暮らしはどう違いますか?

専業主婦から女将へ

ずっと専業主婦だった自分がお店を継ぐにあたり、これから自分がどのようにお店に貢献できるのかを考えていた時、父の知人から、「佐伯をアピールしていくためにも、「女将」として表に立つことが大切だと思うよ」というアドバイスを頂きました。

実は佐伯市の寿司屋には、「女将」を名乗っていらっしゃる方が少ないそうで、確かに、私の母もお店に出ていた頃は、常連のお客様から「ママ」と呼ばれていました。

自分が女将として表に立つことで、たくさんの方にお店や佐伯寿司を知っていただくことが、ひいては佐伯を知っていただくことにつながるのではないかと思い、雑誌の取材やSNSの発信など、「女将」として表に立つ機会をいただいております。

移住後の暮らしはいかがですか

女将 兼 社長というプレッシャー

お店を継いですぐの頃は、新人女将というだけでなく、社長としてのプレッシャーも大きかったです。

父や母が大事に守り育ててきたこの店をどのように守っていけばよいか。また、地元の社長として、どうやって地域に貢献していけばよいのかなど、重い責任のある中で、必要な知識や経験が不足していることに不安を感じる時もありました。

頼れる人たちの存在

佐伯に帰ってきてからは、家族の存在がとても心強いです。特に姉は頼もしいですね。

姉は市役所勤務ということもあって、地域のことにとても詳しいんです。聞けばなんでも教えてくれますが、特に、色んなお店の情報や観光スポットをたくさん知っているので、とても勉強になります。観光でいらっしゃるお客様に紹介するのが楽しみになりました。

佐伯市に移住を考えている人に一言

佐伯は便利な町です。

佐伯市は、移住者の受入れ体制が充実していると思います。

空き家バンク制度や移住者の引越の助成金制度などもありますし、就職支援も行き届いています。

物価はそれほど高くありませんし、買物をする場所も多く、高速道路が開通したことで、遠出の買い物や旅行も気軽に行くことができるようになりました。

近年、佐伯の自然や郷土料理を活かした観光ツアーが増えていて、佐伯市の観光客数は増加しています。自然が多く活気があり、生活も便利な佐伯市で、楽しく、安心して過ごしていただきたいと思います。

移住者と地元の人が交流できる場を

移住者の方の中には、なかなか地域に馴染めずに苦労されている方もいらっしゃるかもしれません。

まずは佐伯のことをもっと知っていただけるように、移住者と地元の人たちとの交流の場を作ることが必要だと思います。

例えば、一緒に佐伯の郷土料理を作ったり、産直品加工所や養殖所の見学など、地元の人たちとの交流を通じて、佐伯について学べるような機会を作るお手伝いがしたいです。

役員で弟の優介さん

亀八寿司
 0972-22-5818
http://www.kamehachi-sushi.com

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