佐伯にまだないようなお店を作りたい

増村 夢香 さん

前住地
東京都
移住後の仕事
カフェ経営
U・Iターン別
Iターン
移住した年
2016年

移住のきっかけは?

お互いのタイミングが重なったことをきっかけに移住しました。

私は大学時代から東京に出て、卒業後も東京の飲食店に就職しました。10年働いてきて、年齢と共に結婚や出産を考える時期でしたし、仕事がとてもハードだったことや夫との出会いをきっかけに、自分の将来を考えた時、東京での生活は特に考えられなくて。東京で育児となると、赤ちゃん連れで電車を利用するのも大変ですし。誰も助けてくれないような環境での子育ては難しいなって。だから生活するなら田舎が良いなと思っていました。

夫の方は、佐伯の実家から家業を継ぎに帰ってこいってずっと言われていたことや、今音楽業界が結構厳しい時代ということもあって、今後のことを考えていたようで。

佐伯に帰れば家業や夫の実家のサポートもあるので、佐伯の方が暮らしやすいなということになって、結婚を機に移住を決めました。

移住の決め手は何でしたか?

夫が東京で仕事を続けられる環境が整ったこと

私の方は元々、割と馴染みやすい性格なのと、自分の好きなことを知っていたので、それさえ失くさなければどこでも暮らしていけるなっていうのがあって。

なので一番の決め手は、移住後も夫が東京で音楽活動を続けられる環境が整ったことです。その環境さえ整えば、生活の拠点は佐伯でいいんじゃないかなって夫とも話していました。

夫は東京で月に一回、2週間ほど仕事をしているので、往復の交通費と滞在費をどうするかが問題でした。

大きかったのは東京にある父の実家と、格安航空会社の存在です。東京に私の父の生家があって、私は大学時代からずっとそこに住んでいました。今は妹たちが住んでいるんですけど、夫に一部屋使わせてもらっていて。東京と佐伯の往復も、格安航空会社なら安く抑えられるので、夫と東京全然遠くないねって話しています。

移住に向けた準備はどのようにされましたか?

退職と、気持ちの面でも特に準備は必要ありませんでした。

夫の方は音楽活動を続けていくために、自分が東京と佐伯を行き来する下地を、仕事関係の方と作っていたというのはあると思います。

私の方は、退職。それくらいかな。

気持ちの面でも、東京より田舎の方が暮らしやすいだろうということはよく考えて分かっていましたし、夫の地元である佐伯に行けば、夫の実家のサポートもありますし。私も周りに馴染みやすい性格だったこともあって、そんなに悩まずに移住を決めることができました。

仕事や住居はどのようにして見つけましたか?

カフェを始めるにあたり物件を探していた時に、前に夫から聞いていたお店の前を通りかかって

移住してすぐは祖父が経営しているアパートに住んでいましたが、その後私がお店を始めるにあたり、住居付きの物件だったのでそちらに引っ越しました。

移住当初、お店をすぐに始めようとは思っていなくて、生活が落ち着いたらバイトしようかなくらいの気持ちでした。移住して半年経った頃、レストランの求人があったのでバイトを始めて。そこでの経験がカフェオープンのためのリサーチやマーケティングの勉強になりました。すでに佐伯にあるものでは勝負にならないなというのと、自分が東京で見てきたものが佐伯にはまだなかったので、佐伯にまだないようなお店だったら勝負していけるかなと思いました。

物件は、昔夫がよく通っていたお店が空いているという話を前に聞いていて、賃貸物件ですが、大家さんから自由に使わせていただいています。店舗部分は市の創業支援をいただいて改装して、住居部分は主に夫がDIYでリフォームしました。

私は昔の家の方が味があって好きなので、自分たちで古い家に命を吹き込んでいくのは、すごくいいことだなと思います。

 

移住前と移住後での暮らしはどう違いますか

余裕のある生活が送れるようになったことと、食の面でも豊かになりました。

東京に住んでいた頃は、仕事があまりにも忙しくて。飲食業は労働時間が長いのと、夜も遅かったりするのでハードでした。それに、最後の勤務地が電車通勤で片道1時間半もかかるようなところだったので、毎日のように終電に間に合わなくて。夫に車で迎えに来てもらっていました。

その頃から比べると、今は自分のペースでお店ができて、通勤も時間はかからないし、余裕のある生活が送れるようになりました。一日ってこんなに長かったんだ!って。(笑)

食事の面では、佐伯に来てから魚をたくさん食べるようになりました。東京にいた頃は、スーパーのお魚は味も鮮度もあまり良くなくて買えなかった。でも佐伯では近くのスーパーでも安くて新鮮なお魚が売られていて。干物も分厚くてびっくりしました。

移住後の暮らし(楽しみ、苦労したこと)

温泉が身近になってうれしい

大分市内で買い物をした帰りに別府温泉に行ったりしています。もともと佐伯に住んでいらっしゃる方にとっては少し遠く感じるかもしれませんが、東京から来た私からすると、1時間で温泉に行けるのは近いなという感じです。(大分市内で)買い物をしたついでに温泉に入って帰ろうなんて、東京にいたら中々できないことですから。

お店を続けながら子育てができる環境

これから自分たちが子供を授かったときに、今のままお店を続けていくというよりは、妊娠中や出産後は、自分が大変になりすぎないやり方でできればと考えています。例えば今お店で出している商品の店頭販売とか。その時々の状況に合わせてお店のスタイルを変えていけるのは、自分のお店だからこそ。その変化を楽しみたいです。

お店をやりながら子供を育てていくことも、楽しみです。働きながらの育児は大変なことも多いと思います。でも周りには夫の家族やお客さんがいてくれて、自分たちを助けてくれる人たちと一緒に子供の成長を見守れる環境がある。それは佐伯だからなんじゃないかなと思います。

佐伯市に移住を考えている人に一言

佐伯での暮らしを豊かにするためには、自分の居場所を作ることも大切です。

佐伯は、私のようによそから来た人間にも優しい町です。気候も温暖で食べ物はおいしいし物価も安いし。

ただ、どんな所に住んでいてもそうですけど、自分の好きなこととかやりたいことがあって、自分の居場所を作れる人の方が、佐伯での暮らしをより楽しめるんじゃないかなとは思います。

夫の場合は音楽ですよね。私の方も、移住してすぐの頃は結婚準備や充電のために少しお休みしましたが、もともと働くのが好きだし、東京の飲食店で働いていた経験を生かして、佐伯にまだないようなお店を作りたいなと思っていて。それでこのカフェを始めました。

自分の好きなものを知っていてそういう環境を作れる方であれば、佐伯は本当に住みやすい町なので、暮らしはより豊かになると思いますよ。


Cafe koyomi
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