ウミガメでつながった縁

移住のきっかけは？

ウミガメでつながった縁

僕は大学時代に屋久島でボランティア活動をしたことがきっかけで、卒業後は屋久島でウミガメの保護や調査をする仕事に就きました。その関係で以前訪れたことがあった間越（はざこ）に、はざこネイチャーセンターがオープンするということで、オープニングスタッフとして手伝ってほしいとお声をかけていただき、妻と2人で移住することにしました。

移住の決め手は何でしたか？

前職で培った経験を活かして

屋久島での仕事を退職した後、実家のある東京に戻り、一旦は関東で就職しようと思っていたのですが、はざこネイチャーセンターの方から声をかけていただいて。

センターでは漁師さんの網にかかったウミガメの保護や放流、地元の子供たちへの環境教育等を行っているので、前職で培った経験を活かして働けるのであればと、移住を決めました。

移住に向けた準備はどのようにされましたか？

とりあえず体だけ来てって感じでした。

はざこネイチャーセンターからお話をいただいてから移住までの期間が1か月と短かったので、とりあえず荷造をして、あとは体だけという感じでした。移動が車だったので、車のメンテナンスもしましたが、準備という準備は特に何もありませんでした。

妻には、センターから仕事のお話をいただいてから話したのですが、屋久島時代に僕と同じような仕事をしていたこともあって、僕のことを理解してくれていて。「もう行くって決めてるんでしょ」って言って、ついて来てくれました。

仕事や住居はどのようにして見つけましたか？

移住当初はセンターに住み込み、その後新居へ

屋久島での仕事を退職したのが2016年4月。一旦東京に戻り、その後はざこネイチャーセンターからお話をいただいたのが6月で、移住したのが7月でした。佐伯に誘っていただいてから移住するまで1か月しかなかったので、家を決める時間がなくて、移住当初はセンターに住み込みでした。生活が少し落ち着いてきてから、その年の11月頃にインターネットで探して、12月に新居に引っ越しました。

移住前と移住後での暮らしはどう違いますか

自然と都会のバランスがちょうどいい町

地元東京から屋久島へ就職し、一旦東京に戻って佐伯へと移り住んできた僕には、佐伯市は屋久島より都会で、東京よりは田舎という印象です。佐伯市は自然と都会のバランスが丁度よく、住み心地の良い町です。

ウミガメ中心の生活

生活スタイルは、生き物を中心に仕事をしているという点では、屋久島の頃と今とではあまり変わっていません。

センターでは、漁師さんの網にかかってしまったウミガメを一時保護して、個体の把握のためのタグをつけて放流するだけでなく、研究のために飼育もしています。常に生き物がいるので、誰かが世話をしないといけません。休みも交代制です。

移住後の暮らし（楽しみ、苦労したこと）

夫婦で県内巡り

もっと妻を色んな所に連れて行ってあげたいんですけど、僕の休みが不定期なので、夫婦で出かけることは少ないです。でも、妻が温泉やカフェが好きなので、二人の休みが重なったときには調べて、一緒に行っています。

個人的には仕事帰りに、間越や米水津でイカ釣りをしています。でもまだタコしか釣れてなくて。早くイカが釣りたいです。

資格の勉強

センターでは、シーカヤック、サップ、シュノーケルなどのマリンスポーツ体験や、用具の貸し出しを行っています。僕も初心者の方に道具の扱い方やコツなどを教えているのですが、海上には色々な危険もあります。

消防署で救命講習を受けましたが、参加者の方に安心して体験していただきたいので、今後はより上級の救命関係の勉強をしていきたい思っています。

佐伯市に移住を考えている人に一言

ポテンシャル(可能性)の高い地域

佐伯は九州一面積が広い市で、海や山など多種多様なフィールドがあり、様々な取り組みも始まっています。

海を例に挙げると、今実際に行っているのが観光定置網です。漁師さんに同行して実際に漁をしているところを見学して、その後採れたての魚を味わったり。

佐伯の環境自体ポテンシャル(可能性)が高いので、その自然の恵みを活用した新しい事業やサービスにつなげていけるんじゃないかなと思います。

佐伯市は、様々なことにチャレンジできるポテンシャル(可能性)の高い地域です。

大自然の中で働いてみませんか？
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